シンライフワークの河村です。
実は日々の仕事が当たり前に回っている陰には日常の業務をしっかりこなしてくれているサポートの存在。そのあたり前の状況が一転してしまったら・・・・・。最近は介護や出産などのライフステージにより、不意の退職、休職、多様化する仕事の選択によりキャリ転向での退職というのは、いつ発生するのかわからないものです。
特に日時、週次、月次処理、年次、決算などルーティンで発生するものは止めるわけにはいきません。実際にそのよう重要な業務としてすぐ思い浮かぶのは経理です。日々の経理業務に従事サポートしてくれている存在はとても大きなものです。
ここでは経理サポートが急にいなくなってしまったときに慌てないために3つの対応策をお話しいたします。
すでに先輩社員がいる中での採用であれば、未経験の新人を採用し、育成をしながら仕事を覚えてもらうというプロセスを踏むことができるため、採用は容易です。しかし、先述のようなケースは新人では空いた穴を埋めることはできません。この未曽有の人材難のなかで、今すぐ経理経験者を採用したくても、なかなか難しいのが現状です。
目次
今から考えておきたい3つの対策とは?
① 経理代行サービスの利用を考える
② 短期間パート・アルバイトの活用を考える
③ 経験豊富な外部人材を活用する
① 経理代行サービスの利用を考える
経理代行サービスは、現金出納帳の作成、会計ソフトへの入力、給与計算、請求書作成・発送業務などの仕事を担当者の代わりに業務を代行してくれるサービスです。
経理人材が定着しない会社や育成・求人にかけるコストを削減したい会社にオススメです。
○メリット
まるっと一連の流れを、経理専門家に任せることができます。内部では気づかなかった抜け漏れを外部の目が入ることで改善されることがあります。
領収書やなどは、まとめて送れば処理をしてくれますので、手間もかかりません。また、人を採用したり、教育したり、自社内でのシステムや席の用意なども必要ありません。
×デメリット
外に丸投げしてしまうと、リアルタイムに今の状況、資金繰りなどが把握しづらくなる傾向があります。
また、代行業務で対応していない業務もあるため、実際にやってもらいたいことをお願いできないこともあるため、仕事を依頼する範囲を明確にして、ニーズに合ったサービスを受けられるかどうかはしっかりと確認しておく必要があります。信頼、品質、相性については、やってみないわからいこともあり、合えば活用メリットが大きいですが、ズレを感じ始めると使い勝手が逆に悪くなることもあります。
② 短期間パート・アルバイトの活用を考える
経理担当者が求職など明確に戻ってくるタイミングがわかっている時や、仕事自体が経験者ではなくてもできるような、入力、伝票整理などであれば、現状の人手不足をしのぐ方法としてパート・アルバイトの活用は有効です。
○メリット
必要な作業を進めてもらえるため、週何日勤務にして、何時間来てもらうなどのシフト組みが可能です。
そのため予算の範囲の中でサポートをどのようにしてもらうかを決められます。
×デメリット
採用するための求人媒体・サイトへの依頼や登録の時間と経費がかかります。
すぐに採用が保証されているわけではないので、緊急性がある場合、タイミングよく望む人物が採用できるかどうかはご縁でしかないと言っても過言ではありません。
③ 経験豊富な外部人材を活用する
雇用の準備、手配の手間をかけず、欲しいスキルの人材を遠慮なく要求する。
そんな外部人材の活用といえば、人材派遣です。
○メリット
採用の手間をかけずに即戦力の経理のサポートが可能。
社外に漏らしたくない情報(従業員の給与、会社の業績、資金繰りなど)を社内にいながら、外部の人間にサポートしてもらうことが可能。
×デメリット
必要な時に、必要な期間だけ、必要なスキルをもった人材を活用でき、募集コスト必要なし、雇用の対応も必要なし、ということなので採用から導入までの手間暇がかからないことは魅力です。しかし、フルタイムの勤務の希望者が多かったり、就業を始めるまえに取り決めた業務内容や勤務時間の労働契約を結ぶため柔軟性にかけることはあります。
派遣は採用の手間は省けますが、派遣会社への手数料を含めると人件費が高くなることがあります。特に経理のような専門スキルが必要な場合は、フルタイム金の場合は月額で50万以上を超えることもあります。
いいところ取りをした経理のサポートがあります!
「採用もしなくていい、経験者に来てもらえる、経費もできるだけ抑えたい」
「経験を持っていて勤務時間もフルタイムを希望しない」
そんな都合のいい人いるの!?
ズバリ言うと、シニア層です。
たとえば、経理、財務等業務、20年、30年以上の豊富な知識・経験、
まさに即戦力としてシニアのプロフェッショナルを活用ができます。
年金生活もありワークライフバランスを考えているシニア層の中には、週2、3日で1日4,5時間などの働き方を希望している人も増えてきました。ハイスペックな経験者でありながらも勤務時間の調整によりぐっとコストを抑えられ、かつ、企業経験のベテランなので安心かつ、安定した勤務姿勢をもっています。
もちろんデメリットとして、自社の雰囲気にあうだろうか?どう対応していいかわからないなど、心配があるのも事実でしょう。こうした危惧は、シニア人材だけに限った話ではありません。周囲と打ち解けることができるかどうかは周りと本人の問題でもあります。見識、経験豊富なシニア人材は若手の良いお手本であると言う声も多数あることからもシニア人材の活用は今後広がっていくと考えられます。
その時々に応じた状況に一番最適な選択肢をもっておきたいですね。
当コラムではハイクラス経理派遣サービスの活用をお勧めします!