社長が求める相談役に必要な5つの事柄

こんにちは、シンライフワークの河村です。

トップとなる社長が相談したい相手とはどんな人でしょうか?

私にとっては、自分と違う視点、経験、知見を持った方で、事業経営についての助言をくださる方をイメージします。

今回は社長が相談役に求める5つの事柄についてお話をしていきたいと思います。

その前に・・

相談役とはどんな存在?

会社によって求める内容や具体的な役割は異なると思いますが、一般的に「相談役」は経営についての相談にのり、アドバイスを行う存在を「相談役」としていることが多いですが、これは法律で定められている機関ではありません。

特に「VUCA(突発的な変動(Volatility)が多く、不確実(Uncertainty)で、複雑(Complexity)かつ曖昧(Ambiguity))の時代の到来といわれる昨今、綿密にシミュレーションしても、今回のコロナウイルスのように予想外の事態が次々と発生したり、環境変化は予測不能であり、企業も個人も、その情況に応じて「臨機応変」に対応するしかありません。

その時、「臨機応変」にいかにして経営のかじ取りをしていくのか?を考えなければならない経営者にとって、心強い相談役がいれば心強いことはありません。

「相談役」に相談をしたい内容とは?

経営で相談、解決したいことの経営といってもその内容は多岐に渡ります。

経営の、何を相談したいのか、何を解決したいのか、よくあるものをここに挙げてみます。

ここにあるように、相談したい内容は事業・組織戦略的なものもあれば、目標管理から日常の業務レベルのもの、はたまた個人的にアドバイスを求めたいといったものまでと、多岐にわたります。

経営をしていれば、不安や悩みは尽きることなく、また経営課題も次から次へと出てきて、自分独りで解決するのが難しい、どうやったら解決できるのか分からないことだらけ…

相談したいことは山ほどある、これが実態ではないでしょうか。

かといって従業員に相談できるものでもありません。

それゆえ、経営者が相談出来る人を傍に置きたいと思ったら、第三者的な立場からこれらの領域に強い人を選び、適切なアドバイス、サポートを受けるということは大事なことです。

「相談役」に求める5つの留意事項

外部からの「相談役」は、経営者、特に創業社長にとっては事業の成長、時には経営危機からの脱却につながる存在になり得ます。

その一方で、もし「相談役」を導入するとすれば、以下の点ついて心に留めて気を配られると良いと思います。

その相談役となる人の助言・アドバイスは…

①経験と実績に基づいたものである
②的確なタイミングで適性な内容を言えるスピード感を持っている
③自社の状況に応じた内容で実現可能である
④持続性あるものである
⑤お互いに共感し合える

少し突っ込んだ話をしますと、経験、知識、能力がある人を活用することは極めて重要ですが、その事業はあなたの事業ですので、これから長い期間を想定する場合は相談役に依存することなく、二人三脚で進められる関係ではないと良い結果につながりません。短期的な視点であれば、即効性のある手ゴマを持っている方というのが力になると思います。

相談役となる人については、どのような領域で力を発揮されてきたのか、今までの経験やスキルや人柄も重要になってきます。と同時に経営者の考え方、価値観があうということも重要なポイントになってきます。

最後に

「栄枯盛衰」と言う言葉がありますが、これは栄えたり衰えたりを繰り返す人の世のはかなさを指した言葉です。

経営も同じです。

上手くいく時もあればそうでない時もある。

一所懸命努力してやっと上手くいき始めたと思ったら想定外の出来事が…と。

それでも経営者は立ち向かっていかなければなりません、なぜならば自らそれを選択したのですから。

自身で決めた道を果たしてこれでよかったのかと悩む時、経営者は孤独です。

しかし、悩んでいても道を切り拓くことはできません。

その時に、第三者的に助言をしてくれる存在によって、トンネルの向こうに灯りが見えるだけでも元気がでますし、勇気もわいてきます。

社内に関わらず、そうした存在を積極的に外から取り入れることも経営戦略の1つの考え方です。




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