起業時の相棒(共同創業者)は、どんな人を選ぶべきか?

起業するきっかけは人それぞれ。

前々から想っていた自分の夢を実現したい
病気や天災で価値観が変わった
勤めていた会社が潰れたから 

など。

起業しようと思ってふと周りを見渡した時
同じ価値観を持つ仲間がいれば
共に起業する選択しもあります。

1円から株式会社はつくれますので、会社を立ち上げるだけであれば簡単ですが、
自分の想いを形にすることは、そう簡単なことではありません。
今回は、共同で創業者する場合の相棒(共同創業者)について書きました。
ぜひとも最後までお読みください。

相棒(共同創業者)の存在価値

相棒(共同創業者)は、一緒に起業をしてくる人のことを指します。

どんなに力があり、行動力もある優れた社長でも、一人でできることは限られています。

今や、複雑で多様化した社会。

いかにスピーディーに事業を立ち上げていくかが最大のカギとなります。
スタートアップ企業にとって、事業の立ち上げに時間がかかることは、
企業体そのものが命取りになりかねません。
社会に対応しスピーディーな動きを取りたければ、
相棒がいるといないかではその実現性に影響を及ぼします。
創業者一人だと二人の時と比べて
何倍も時間がかかるといった話を聞くのも当然の話です。

また、起業することは、パワフルな行動力が表に見える反面、
精神的な不可や、不安感も伴います。

そのような気持ちを共有がきる存在は、精神の安定剤ともなり負担は軽減されます。

相棒に求める2つの大切なこと

1.価値観が一致していること

私が1番に考えるのは、創業者が持つ価値観、ビジョンに共感し、
一緒にその目的・目標を達成したい!と強く思っているかどうかです。

創業間もない企業では、メンバーの価値観をすべて取り入れてしまっては
チームにまとまりがなくなり、迷走してしまいます。
事業の立ち上げに影響をきたさないために、共同創業した場合は、
トップ1・2の価値観の一致は絶対条件です。

相棒(共同創業者)となる人が、
自分にはない特殊な技能があるからといって決めてしまうと、
あとあと修正することが難しくなることもあるので、
価値観の一致は留意するべき事項のトップになります。

2.力が増幅される適正・能力を持っている

相手を知る前に己を知れ
まず自分の資質、特性を知る必要があります。

たとえば、自分は、行動力があるがおっちょこちょいである、
粘り強いがそれだけに諦めが悪い、
創造力があるが計画立てて実行することが苦手などなど。

人には、得手不得手、その人が生まれつき備えている性質、特徴があります。
これら資質は、強みでもあり弱みでもありますので、
事業を立ち上げていく上で、自分と似た資質もあって、
更に違う資質や増幅される能力がある人を
相棒(共同創業者)にとして求めると良いと思います。

自らと相棒(共同創業者)の能力を掛け合わせたときに
どれだけの力を増幅し発揮することができるのか。

事業を成功に導く上でこれを認識することは大きな力となります。

決断力
行動力
積極性
主体性
当事者意識
粘り強さ
柔軟性
情熱・熱意、等々

相棒(共同創業者)の適性は、社長の適性との掛け算し、
増幅イメージが持てることが大切です。

以上のことから、起業に際し同じ熱力をもち、価値観を共有し、信じあえる関係であること。
ふたりの適正と能力を掛け合わせることにより、増幅される力を持てることが大事なことと考えます。

相棒(共同創業者)は何処にいる?

個人的には相棒(共同創業者)探しは、

◆社会に出て、一緒に仕事をした(働いた)ことがある人
◆学生時代の友でも社会人になってからの「成果」や「価値観」を踏まえて判断をすること

が良いかと思います。

先天的な資質は、実際の仕事で磨かれ、強みが強調されることも多々あります。
また後天的資質は現場、現実でしか身につきませんから、
その環境で磨かれたことを判明できれば強力なパートナーだと判断できます。

最後に

ピーター・ドラッカーはこう言っています。

「ごくごく小さな事業を除くあらゆる事業において、
CEOの仕事は、一人の仕事として組み立てることは不可能だということである。
それは、共同して行動する数人からなるチームの仕事として組み立てる必要がある。」

起業、事業を立ち上げるのは、いばらの道。
でも、自分の想いを遂げたいと思ったからこそ、
あえていばらの道を自ら選んでいるのです。

そこに、「一緒にやろう!!」と言ってくれる同志がいたら
どれほど心強いことかしれません。
結果として成功すれば、その幸せを分かち合う仲間がいたら最高の幸せです。

相棒(共同創業者)を探しましょう!!




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